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2025年07月30日 [その他]
ファンタジーアート展&三井記念美術館「花と鳥展」

数年前にお仕事をさせていただいていて気になっていたので観に行けてよかった。
ファイルファンタジーやタイムボカンなどで私はちょうどど真ん中の世代ですが、子供の頃の感じ方と美術館よく観るようになってからでは違いますね。

もう一件日本橋の三井記念美術館で開催中の「花と鳥展」に行ってきました。
タイトルだけ聞くと優雅で女性向けかなと思いますが見ごたえのある展示でした。
国宝の志野茶碗「卯花墻」なんて器の表情もさることながら箱の蓋に和歌が書いてあるのが良かったです。
鳥の展示では、17メートル超えの「鳥類真写図巻」が圧巻で江戸時代の人が63種もの鳥を写実的に描いたんだそうで。あれは理科好きな子どもでも楽しめるかも。
子供のころ鳥描いていたことも少し思い出しました。鶴が描かれた明治時代の屏風も渋かったですね。
花と鳥のコラボ作品も多くて、特に「日月松鶴図屏風」は、四季と吉祥が一つの絵の中に詰まってて、じーっと見てると時間を忘れます。
なにかいただけるというなら牧渓の蓮燕図がいただきたいです。
展示の雰囲気は落ち着いていて、音声ガイドもあって親切でした。写真OKの作品もありました。会期は9月7日まで。静かに美術を楽しみたい人には、平日がおすすめです。暑い日が続きますが外出には涼しい美術館もいいかなと思います。