[特注家具 東京]
2025年04月23日
オークオーダー本棚&飾り棚
お客様から飾り棚製作の打ち合わせの時にきれいに飾るためにはコツがありますか?と聞かれることは話の流れでたまにあります。まあ本気で聞いてはいないでしょうが。あくまで住宅展示場とか見てきた私の偏見ですがコツは思い入れを無くして空間のサイズにあった小物を100均で買うことだと思っています。一応下に昔あった展示場の写真貼っておきますが手持ちの小物でうまく飾る方法を考えるのではなくて自分の好みではなくても大きさとイメージにあった小物を100均で買って置きまくるとなんとなくそれらしくみえる気がします。
というわけで解説です。
特注家具
オークの飾り棚ですね。
オーク柾目で製作した飾り棚で全て固定棚になっています。
このつくりにすると通常は家具の形が崩れないように横方向に補強桟というものが必要なのですが写真では入っていないように見えるかと思います。
なぜかというと実際は背中も家具で製作していて家具の背中に壁紙を貼っています。つまり木部の後ろに見えているのは壁ではなく壁紙を貼った家具の背板なんですね。また棚板を固定にしているのは見た目を重視してのことで棚ダボをつける必要がなくなります。
融通が利かなくなると思われるかもしれませんが逆に言うとここに合う物しか買わないという制約がある分きれいに飾れるということもあります。
以上解説でした。
床についてちょっと、この貼り方はヘリンボーン貼りと言います。
ニシンの骨という意味で、イギリスの伝統的な貼り方で、ちなみに日本だと同じ柄は矢筈模様と呼ばれることが多いです。